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カラーリリーサーはしっかり落としましょう!!
認定登録施工店様から、「2、3年前にマットスタンプの施工した物件の一部で色が落ちる」という報告がありましたので、その原因と補修方法をご紹介したいと思います。
これは、カラーリリーサーで色調整を行い、洗いをほとんど行っていないために起こってしまった現象です。
摩擦や雨風の影響で表面のカラーリリーサーが取れ、下に埋もれていたカラーハードナーの色が出現したために、不自然な見た目になっています。
摩擦や雨風の影響で表面のカラーリリーサーが取れ、下に埋もれていたカラーハードナーの色が出現したために、不自然な見た目になっています。
あくまでカラーリリーサーというのは、窪んだ部分に色をつけるシャドーカラーで、色のベースはカラーハードナーでつけなければいけません。
というのも、カラーハードナーはコンクリートで頑丈なため色落ちも少ないですが、カラーリリーサ―に関しては、液体ということもあり、どうしても限界があります。
しかし、カラーリリーサーも窪んだ部分であれば、摩擦を受けることも少ないので色落ちはほとんどなく、きちんと色は残ります。
カラーリリーサーは凸の部分はしっかり落として、凹んだ部分にだけ残すようにしましょう!!
濃い色での仕上がりを希望の場合は、カラーハードナーの色を変えて調整して下さい。(このケース場合は、「クリーム」→「シナモン」)
カラーハードナーの色が取れ、白っぽくなってしまっています。これは、カラーハードナーの擦り込みが甘かったのではないかと考えられます。
このケースのように、「クリーム」、「ホワイト」、「アドビバフ」のような薄い色のカラーハードナーを使う場合には、通常より2割くらい多めに撒くというのと、しっかりと擦り込みを行うということを心掛ければ、このようにカラーハードナーの色が取れてくるというのは防ぐことが出来ます。
補修方法としては、ティント着色をして、周りの色と馴染ませ、乾いたら上塗りシーラーorツヤ無シーラーを塗れば完了です。
また、施工後3~5年に1回程度シーラーを塗ることをお勧めします。そうすることで、施工時の状態に近い状態に戻すことが出来ます。