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新設コンクリート下地の注意点
マットスプレーは通常剥がれることはありませんが、ごくまれに剥がれることがあり、その事例を調査すると、ほぼ100%「新設のコンクリート下地」の場合に発生しています。
特に、「金ゴテ仕上げ」でツルツルになった下地では、引っ掛かりがなくなりマットスプレーの剥がれの原因になります。
従来は、強酸を使いデッキブラシ洗浄を入念に行って表面のノロを除去して頂いておりましたが、やり残しが出たり、洗浄不足の部分が出やすいため、現在は「ポリッシャー」の使用をお勧めしています。
ポリッシャーを使うことで、均一に、確実に表面のノロを落とし、ガサガサの下地にすることが出来ます。
購入しなくても、機材のレンタル屋で借りられますので、レンタルしてお使い下さい。(お客様には事前に説明し、費用を計上しておく)剥がれやすいのは、歩道との境の「車の乗り入れ部」ですので、ここを念入りに洗浄して下さい。
そして、仕上げのシーラーは通常よりも多めに塗り、しっかりと固めて下さい。
(目安:1缶で60㎡分。2回塗り:1缶30㎡分)
また、あらかじめ「新設コンクリート下地」で施工することがわかっている場合は、「刷毛引き仕上げ」にしてもらいましょう。
尚、洗浄剤はコンクリート下地の場合は強酸(サンポール)、アスファルト下地の場合はアルカリ洗浄剤(ハイダイヤクリン)ですので、間違えないようご注意下さい。