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マットスタンプ : 「カラーリリーサー」を極める!

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カラーリリーサ―で着色した色は、あくまでくぼんだところに入るシャドウカラーです。マットスタンプの表面に残る顔料は水洗いでしっかり落とすことを前提に、カラーハードナーを選んでください。良くある事例を元に理由を説明します。
『 カラーハードナーの「ライトグレー」を使用し、カラーリリーサ―は「チャコールグレー」を使用しました。カラーリリーサ―の顔料をいかし、「黒い床」を表現したいので、あまり水洗いをせずに仕上げました。結果、カラーリリーサ―の顔料がしっかりのった黒い床が完成しました。 』
この場合は、しっかり水洗いをしていませんのでリリーサーの油分が残ります。
数年後、表面の凸の部分にのっている顔料が剥がれて、色落ちします。カラーリリーサ―は表面を着色する材料ではありませんので、この場合は「ライトグレー」より濃い「チャコールブラック」のカラーハードナーを使用して色を調整して下さい。
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カラーリリーサ―の顔料はペール缶の底に沈殿します。写真のように缶をひっくり返してしっかり撹拌して下さい。顔料が均一に分散している状態のカラーリリーサ―を散布すると、色ムラがなくなります。逆に撹拌せず、顔料の濃さがまちまちであると色の濃い所や薄い所が出やすくなり、部分的な色ムラの原因となります。しっかり撹拌し、色が安定するまで、缶へ試し吹きを行い調整して下さい。
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全体の半分位使用すると、液体に対し顔料が濃くなりますので、色が濃くなる特徴があります。濃くなったカラーリリーサ―にはクリアリリーサーを投入して、色を薄めて下さい。
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本日は型押しまでの工程での注意点をご説明しました。次回は、2日目以降の作業を特集します!MATでは「2日目の作業が仕上がりの決め手となる」と考えています。
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